今井 猛嘉

教授

現職及び主な経歴
法政大学大学院法務研究科教授
弁護士
法制審議会刑事法部会委員
司法試験考査委員
内閣官房・内閣府本府入札等監視委員会 委員
The Japanese Representative(Examiner) to the OECD Working Group on Bribery
High Level Adviser to the Secretary
General of the OECD
担当科目
刑法Ⅰ、法と経済学、国際刑事法
オフィスアワー
月曜6限 研究室
自己紹介
 東京大学法学部卒、同(学士)助手、北海道大学法学部助教授、法政大学法学部助教授、同教授を経て、法政大学法務研究科教授。
この間(助教授時代に)、3年弱に渉り、在外研究(ケンブリッジ大学、ジュネーブ大学、フンボルト大学等)に従事。
法制審議会(刑事法部会)幹事、委員、新旧司法試験考査委員、内閣府経済社会総合研究所客員研究員、OECD WGB(日本政府代表)等を歴任。
最近の研究テーマ
日本刑法、国際刑法、国際経済刑法。
最近の主要著書・論文
①学術論文
・「支払用カードの保護に関する刑法の一部改正」(法律時報75巻2号,2003,pp.45―50)
・「刑法の解釈と立法」(法学教室274 号,2003 ,pp.36―43)
・「イギリスにおける倒産犯罪」(法学志林100巻4号,2003,pp.1-67)
・「英米における倒産犯罪の問題状況―アメリカの状況を中心としてー」(現代刑事法50号,2003,pp.38―48)
・「イギリスにおける道路交通犯罪―悪質運転に対する近時の動向を中心にしてー」(法律のひろば56巻7号,2003,pp.23―31)
・「組織体の刑事責任」(『環境刑法の総合的研究( 町野朔編) 』,2003,pp.360-380)
・「危険運転致死傷罪と危険の引受け」(現代刑事法53号,2003,pp.87―94)
・「預金の占有・誤振込みと財産犯の成否」(現代刑事法55号,2003,p.104―110)
・「盗品関与罪の成否」(現代刑事法57号,2004,pp.97―103)
・「放火罪の成否」(現代刑事法59号,2004,pp.106―114)
・「ドイツ『国際刑法典』について(1)」(現代刑事法62号,2004,pp.71―81)
・「日本における証券犯罪」(『日中比較経済犯罪(第9回日中刑事法学術討論会報告書)』,2004,pp.144―161)
・「違法性の認識」(『刑法判例演習(川端博編)』,2004,pp.88―95)
・「文書偽造罪の成否(1)」(現代刑事法61号,2004,pp.109―118)
・「刑法総則の罰則整備」(ジュリスト1276号,2004,pp.53―61)
・「文書偽造罪の成否(2)」(現代刑事法69号,2005,pp.122―128)
・「不作為犯」(『ケース&プロブレム刑法総論(山口厚編)』,2004,pp.57―76)
・「違法性」(『ケース&プロブレム刑法総論(山口厚編)』,2004,pp.77―125,(「被害者の同意」pp.91-107を除く)
②判例評釈
・「注意義務の存否・内容(1)―信頼の原則」(『刑法判例百選Ⅰ総論(第五版)』(別冊ジュリスト166 号),2003,pp.106-107)
・「背任罪における図利加害目的」(『刑法判例百選Ⅱ各論(第五版)』(別冊ジュリスト167 号),2003,pp.136-137)
・「司法書士に対し金銭消費貸借契約証書に基づく公正証書の作成の代理嘱託を依頼するに際し偽造の同契約証書を真正な文書として交付する行為と偽造私文書行使罪にいう「行使」」(法学教室288 号,2004,pp.102-103)
③解説
・『刑事法辞典』(信山社,2003)数項目の解説。
・「刑法における人の始期」(法学教室271 号,2003,p.135)
・「堕胎罪、遺棄罪の解釈。保護責任者の意義」(法学教室272 号,2003,p.125)
・「遺棄罪の解釈。遺棄及び不保護の概念」(法学教室273 号,2003,p.125)
・「危険運転致死傷罪―趣旨、保護法益、近時の裁判例」(法学教室274 号,2003,p.153)
・ 電子計算機損壊等業務妨害罪―趣旨、保護法益、近時の裁判例」(法学教室275 号,2003,p.125)
・「心的外傷後ストレス障害(PTSD)と傷害罪」(法学教室276 号,2003,p.101)
・「預金の占有、誤振込みと、窃盗罪、詐欺罪、横領罪の成否」(法学教室277 号,2003,p.111)
・「詐欺罪―国家的法益との関係、各種証明書の詐欺罪における財物性」(法学教室278 号,2003,p.129)
・「盗品関与罪―趣旨、保護法益、近時の裁判例」(法学教室279 号,2003,p.139)
・「放火罪における『公共の危険』の意義」(法学教室280号,2004,p.123)
・「放火罪における『建造物』の意義」(法学教室281号,2004,p.157)
・「文書偽造罪における偽造概念」(法学教室282号,2004,p.119)
④その他
・「全国法科大学院めぐりー法政大学大学院法務研究科」(現代刑事法69号,2005,p.115)
・「企業活動とコンプライアンスーアンケート調査を踏まえた法的責任のあり方についてー」(早稲田大学21世紀COEプロジェクト:企業と市場に係る刑事法制研究グループ。COEシンポジウム「企業の社会的責任」における基調報告。2004.11.13)
MESSAGE
 刑法の学習において大切なのは、学説の分岐を「暗記」するのではなく、一見複雑に見える議論が何故、展開されているのかという本質を「理解」することである。そのためには、判例の事案等、具体的な事例を常に念頭に置く必要があるが、これは、初学者や、正解だけを手短に知りたいと思う者には、困難な作業であろう。事例を常に想起し、具体的な議論を展開するには、多くの文献を読み込み、自分の頭で、一つ一つ問題を解決していく癖を身につけるしかない(数学の問題を解くのと、全く同じである)。このような作業を厭い、他人が整理した「マニュアル」や「レジュメ」で済まそうとすると、少なくとも新司法試験には、ほぼ確実に合格しないであろう。将来、法律家になったときには、頼るべき「マニュアル」や「レジュメ」など無いことを肝に銘じて、学習の王道を歩んでもらいたい。
刑法に限らず、法律学を学習する前提として、文章を正確に読めること、簡潔で論理的な文章を(パソコンを用いないで)書けることが、必須である。法律学は「言葉と論理で相手を説得するための学問(ないし技術)」だからである。こうした、正確かつ十分な文章処理能力を、刑法の学習を通じて、鍛えてもらいたい。

専任教員 一覧へ

  • 受験生の方へ
  • 在学生の方へ
  • 修了生の方へ
  • 入学予定者の方へ
PAGETOP